説明
目次
はじめに
序説 和歌・連歌・俳諧(連歌)という文学―韻文学史観構築のために―
第一章 連歌会席の実際
一 会席の文芸としての連歌―連歌執筆・執筆作法書の発生に言及して―
二 連歌会席・俳席における行儀
三 連歌会席・俳席における執筆の立て膝
四 連歌会席での筆記用具の有無
五 「原懐紙」「清書懐紙」ということ―宮内庁書陵部蔵後土御門内裏連歌懐紙を軸に―
六 連歌・俳諧における句の用意
七 分句をめぐって
八 連歌・俳諧会席作法書について
第二章 連歌師の諸相
一 連歌師という「道の者」
二 梵灯庵の東国下向
三 宗砌の東国下向―梵灯庵・真下満広・木戸孝範に触れて―
四 玄清―宗祇を継承した連歌師―
五 連歌師と苧公事―宗碩・宗坡・周桂・宗仲など―
六 連歌壇における里村紹巴
七 「中世」連歌の近世
第三章 連歌・和歌の諸相
一 日本の詩歌にとっての「四季」と「暦」―明治改暦と「歳時記」に言い及んで―
二 連歌発句で当季を詠むということ―十二月題という当座性―
三 心敬の文学
四 歌枕と連歌
五 「韻字和歌」の諸相
六 榊原家の文芸―忠次・政房―
おわりに
索 引