説明
目次
凡 例
遊び心と志―序章
一 「水」の今昔
二 末摘花と歳寒の松
一章 有識とモノ
一「高名の帯」攷―宇津保物語に描かれた「帯」の意味とその背景―
二 源氏物語の「帯」―宇津保物語との比較を通して―
三 「落冠」考
四 誕生・裳着・産養
二章 才と自律
一 平安時代中期における作文の実態―小野宮実資の批判を緒として―
二 「賢人右府」実資考―説話の源流と展開―
三 寛弘年間の道長と元白集
四 藤原道長の文殿
三章 漢的表現を追って
一 水石の風流
二 志の花―「蘭」の表現史―
三 狐と蘭菊
四 山の帝の贈りもの
四章 規範と規範を超えるもの
一 源氏物語の「さかし人」
二 「白物」攷
三 すずろなる時空―宇津保物語の史的背景―
四 数奇の世界の「本歌」
初出・原題一覧/あとがき/索引