説明
目次
序(本書の概要)
凡 例
Ⅰ 引歌表現と『とりかへばや』
第一章 「志賀の浦」試論―宰相中将の「恋」をめぐるアイロニー―
第二章 『とりかへばや』の引歌表現に見られる諧謔性―宰相中将における変奏をめぐって―
第三章 宰相中将の恋―過剰な「ことばの〈文〉」の空間―
第四章 袖の中の魂―垣間見場面に見られる『古今集』九九二番歌引用について―
第五章 引歌が引き寄せる物語―『とりかへばや』巻二を読む―
第六章 「心の闇」考
Ⅱ 『とりかへばや』の世界―変奏する物語世界―
第一章 男装の女君と四の君―二人の女の接近と対比―
第二章 恋する帝をめぐる一考察
第三章 英訳された『とりかへばや』―〈斜行〉する『とりかへばや』の世界―
初出一覧
あとがき
索 引