説明
目次
凡 例
序
Ⅰ 多様な読者と短篇物語
第一章 「ほどほどの」読者たち―「ほどほどの懸想」論―
第二章 物語の聴き手たち―「このついで」論―
第三章 生成と享受の密着した「場」の文学―「逢坂越えぬ権中納言」論―
Ⅱ 諧謔、そしてあらたな表現の試み
第一章 同語反復とはぐらかし―「はいずみ」論―
第二章 観音信仰を虚仮にする―「貝あはせ」論―
第三章 表と裏の物語―「よしなしごと」および「冬ごもる……」論―
Ⅲ 女房たちの参考書として
第一章 危機対応の実践例―「花桜折る少将」論―
第二章 多様な女房たちの標本―「思はぬ方にとまりする少将」論―
第三章 異質さとのかかわり方―「虫めづる姫君」論―
第四章 物語から遠くはなれて―「はなだの女御」論―
第五章 参考書としての『堤中納言物語』
跋
初出一覧
文献一覧
索 引
英文要旨