源氏物語の創作過程の研究

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紫式部日記における紫式部の独自な思考の形は、源氏物語に反映している。創作における作者の精神と物語世界の動態的な関わりとは。作者自身が作中に浮かび上がる物語をつぶさに辿り、創作経緯の解明を通じて、長大な源氏物語を統一的に捉える。


著者 呉羽長 著
カテゴリー 新典社研究叢書
判型 A5上製函
ISBN 978-4-7879-4264-7
商品コード: 9784787942647 商品カテゴリー:

目次

 序章 課題と研究の方法

Ⅰ 光源氏の物語 青年期

 第一章『源氏物語』の成立─その原初の形態から長編的物語へ─

 第二章「桐壺」巻考─創作におけるその位相をめぐって─

 第三章 光源氏青年期の「色好み」像の形成

 第四章 帚木三帖の構想的位相─「夕顔」巻「おのがいとめでたしと」の解に触れて─

 第五章 藤壺構想と朧月夜構想の関わり

Ⅱ 光源氏の物語 壮年期

 第六章「澪標」巻論

 第七章「蓬生」「関屋」両巻末部の草子地についての小考

 第八章 光源氏論─玉鬘十帖の構成と方法─

 第九章 玉鬘論─その容姿・性格表現と物語展開の連関をめぐって─

Ⅲ 光源氏の物語 晩年期

 第十章 六条院の「内」と紫上の「内」

 第十一章 晩年の光源氏の造型

 第十二章「鈴虫」巻論

 第十三章「御法」巻の成立

 第十四章「御法」巻の主題性─語り手の紫上との一体化の表現に着目して─

 第十五章「幻」巻における光源氏の現世執着と救済─語り手の源氏への一体化の表現に着目して─

Ⅳ 薫の物語

 第十六章 宇治大君の造型の方法

 第十七章 薫造型の方法─「宿木」巻を中心に─

 第十八章 浮舟入水から物語結末に至る構想の連関について─作者と浮舟の思考の類同性に着目して─

 終章 研究の総括

初出一覧

あとがき

索引

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