物語文学としての大鏡
¥13,000
物語論の王道は歴史物語論にあること、そして物語論が書かれたテクストとしてあることが、いかに戦略的であるかを論じきった一冊。
著者 | 桜井宏徳 著 |
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カテゴリー | 新典社研究叢書 |
判型 | A5上製 |
ISBN | 978-4-7879-4203-6 |
目次
序 章 物語文学としての『大鏡』に向けて
Ⅰ 『大鏡』の語りと書くこと
第1章 地の文における口承と書承―語り手と聞き手の位相―
第2章 大宅世次とその語り―〈書かれたもの〉としての語りと語り手―
第3章 「日記」としての『大鏡』―冷泉家本巻二の外題と『無名抄』の記述を手がかりに―
Ⅱ 『大鏡』の人物と表現
第4章 「幸ひ人」良房―「入道殿下の御栄花」の原像―
第5章 時平像の形成―「大和魂」をめぐって―
第6章 「さがなき」安子―嫉妬深き「聖后」の肖像―
第7章 転輪聖王としての道長―その主人公性への一視角―
第8章 道長と話型―貴種流離譚と末子成功譚における「心魂」の機能―
第9章 「あさましき」花山院―〈もう一人の道長〉の彷徨―
Ⅲ 『大鏡』における歴史の射程
第10章 起源としての仁明天皇―〈藤氏物語〉〈昔物語〉からの逆照射―
第11章 〈昔物語〉における村上聖代―醍醐聖代との比較を通じて―
第12章 「太政大臣公季」の表現機構―閑院流藤原氏へのまなざし―
第13章 予言の中の禎子内親王―呼称と系譜からの視点―
第14章 『大鏡』における安和の変―世次の物語行為と「源氏の御栄え」の行方―
付 章 『水鏡』の歴史叙述―藤原百川の造型と位置づけ―
初出一覧
あとがき
索引
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