王朝女流文学論攷―物語と日記―
¥11,000
王朝女流文学―主に源氏物語と日記文学に関して―、学術的な論攷、短くまとめた解説なども含む小論、学術的思考の具現である講演、書評、座談会の五項目からなる研究・考察の集大成。
著者 | 宮崎莊平 著 |
---|---|
カテゴリー | 新典社研究叢書 |
判型 | A5上製 |
ISBN | 978-4-7879-4210-4 |
目次
Ⅰ 論 攷
一 「物語」と「日記」の意識差─〈書く〉と〈作る〉をめぐって─
二 紫式部における「日記」と「物語」─その様相、そして類縁と差異─
三 桐壺巻再説─桐壺更衣の母性をめぐって─
四 憂愁と祈り・若菜下巻断面─『紫式部日記』とのかかわりにも触れて─
五 悲嘆の表出とその形象化─王朝女流日記文学本質論再説─
六 後宮女房と平安文学─日記・随筆を中心に─
七 女流日記と「女房日記」
八 宮廷文学としての日記
九 千年前(ミレニアム)の源氏物語─『紫式部日記』寛弘五年(一〇〇八)の記事から─
Ⅱ 小 篇
一 「召めし人うど」の存在─葵巻に関連して─
二 秋の司つかさ召めし─葵巻に関連して─
三 四方四季の町、六条院─少女巻に関連して─
四 猫の文学形象─若菜下巻に関連して─
五 「形かた見み」と「形かた代しろ」─若菜下巻に関連して─
六 冬の夜の月─若菜下巻に関連して─
七 「野の分わき」二題─紫式部と漱石─
八 「春はあけぼの」とその周辺─清少納言・紫式部の対比にも触れて─
九 日記文学と読者
Ⅲ 講 演
一 建春門院中納言─『たまきはる』の世界─
二 紫式部の内なる世界─重厄の齢をめぐって─
三 『源氏物語』における対清少納言意識
四 清少納言”受難”の近代─「新しい女」の季節のなかで─
Ⅳ 書 評
一 松本寧至著『物語・日記文学論考』
二 鈴木一雄著『王朝女流日記論考』
三 山中裕著『源氏物語の史的研究』
四 石原昭平著『平安日記文学の研究』
五 小谷野純一著『平安日記の表象』
Ⅴ 座談会
日記文学をめぐって─研究の動向と未来展望─
初出覚書
あとがき
Amazonでご購入(各種決済対応)
- WEBサイトの書籍情報の頁から「Amazonで購入」をクリックまたはタップし、リンク先でご購入ください。
- Amazon.co.jpに在庫がない書籍も、版元ならびに倉庫には在庫がある可能性がございます。品切表示の折はお問い合わせください。
- Amazonマーケットプレイスにおける、「株式会社 新典社」からの出品は弊社からの直送です。
- 領収書等各種書類については、Amazon.co.jp上でお手続きください。弊社から書類を発行することはできません。
PayPalでご購入(クレジット決済のみ)
- WEBサイトの書籍情報の頁から、弊社に直接、書籍をご注文をいただくことができます。
- 発送は日本国内のみ、送料は全国一律で650円(税抜)です。
- ご注文後、弊社より在庫状況および発送予定日をご連絡申し上げます。
- 品切、あるいは倉庫からの取り寄せとなる可能性がございます。
- お客様都合によるキャンセルの受け付けは、発送予定日前日までとなります。
- 品切の際は、PayPal決済を未承認とし、ご注文をキャンセルさせていただきますのでご了承ください。
- 一部品切の際は改めてご連絡を申し上げます。
- 発送は、佐川急便です。発送完了後に問い合わせ番号を添えてご連絡申し上げます。
- お問い合わせはできるだけ、メールにてお願い申し上げます。
その他支払方法をご希望の方
- 「メールでのお問い合わせはこちら」からお問い合わせください。