王朝歴史物語史の構想と展望
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「王朝歴史物語」と総称される『栄花物語』『大鏡』『今鏡』をめぐって、前・同時代の物語文学や和歌、日記作品、歴史的事象、思想、信仰などとの関わりを視野に考察し、新たな構想と展望を示す30本の論考。
著者 | 加藤 静子・桜井 宏徳 編 |
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カテゴリー | 新典社研究叢書 |
判型 | A5上製函 |
ISBN | 978-4-7879-4271-5 |
目次
まえがき(桜井宏徳)
Ⅰ 王朝歴史物語史を拓く
『栄花物語』正編・『同』続編・『大鏡』(福長進)
歴史物語の基軸としての「世継三作」(福田景道)
『栄花物語』正編から続編へ(池田尚隆)
女房文学史の中の『栄花物語』(加藤静子)
『大鏡』から『無名草子』へ(桜井宏徳)
Ⅱ 王朝歴史物語の表現世界
【栄花物語】
『栄花物語』主要伝本類概説(久保木秀夫)
『栄花物語』における性と権力(木村朗子)
身体の共有と違和(鈴木貴子)
死者を抱く(塩見優)
『栄花物語』における藤原威子(中村成里)
【大鏡】
歴史語りの「き」(藤井貞和)
『大鏡』の文章を考えるために(三角洋一)
『大鏡』における道長女子の扱い方(源倫子系)(森下純昭)
『大鏡』の花山院(中島俊博)
『大鏡』における兼家像(辻和良)
【今鏡】
『今鏡』後三条紀の叙述意識(小島明子)
『今鏡』寸描(蔦尾和宏)
今鏡の語りと弥勒信仰(陶山裕有子)
Ⅲ 王朝歴史物語をめぐる文学史
栄花物語の歌会記事について(浅田徹)
『栄花物語』と仮名日記(福家俊幸)
『栄花物語』の後宮史叙述(室田知香)
住み処をめぐる語り(井上眞弓)
後冷泉朝文化圏と『栄花物語』続編(和田律子)
『栄花物語』と中世王朝物語の関係について(横溝博)
『うつほ物語』『大鏡』の任官・昇進描写(松野彩)
漢文日記と歴史物語に関する一考察(中丸貴史)
喰ってかかる『愚管抄』(深沢徹)
Ⅳ 王朝歴史物語史への視座
『栄花物語』と唐物(河添房江)
「駒競行幸絵巻」の主題について(河田昌之)
佐藤謙三と歴史物語(関根賢司)
あとがき(加藤静子)
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