『古今和歌集』巻二十

¥14,300

『古今和歌集』の中で他巻とは明らかに異質な巻二十。なぜこの巻は存在するのか、その解明は『古今集』全体の更なる理解のためにも不可欠である。歌謡性を持つ特異な巻の論理や価値観を明らかにし、新たな存在意義を提示する。


著者 久喜の会 編
カテゴリー 新典社注釈叢書
判型 A5上製函
ISBN 978-4-7879-1518-4
商品コード: 9784787915184 カテゴリー:

説明

目次

凡例
『古今和歌集』巻二十の位相――巻頭言にかえて――中島輝賢

【第一部 注釈編】
大歌所御歌 (高松寿夫)
一〇六九 あたらしき年の始にかくしこそ千年をかねてたのしきをつめ(高松寿夫)
 ~
一一〇〇 ちはやぶる賀茂の社の姫小松よろづ世ふとも色はかはらじ(吉見健夫)

【第二部 論文編】
「大歌所御歌」について――うたの教習と奏楽・披露という観点から――(岩田久美加)
古今和歌集巻二十〈短歌体〉攷――宮廷人の論理と都への志向――(中田幸司)
古今集巻二十「神あそびの歌」の生成(遠藤耕太郎)
『古今和歌集』巻二十所収和歌の古態性(高松寿夫)
『古今和歌集』巻二十の句切れについて(中島輝賢)
『伊勢物語』一二一段「梅の花笠」――藤原敏行と歌謡――(宮谷聡美)
古今和歌集巻軸歌「賀茂の社」の歌をめぐって――東遊歌における神祇信仰の形成と意義――(吉見健夫)

付録
あとがき
索引

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