『源氏物語』寒暖語の世界

¥17,600

暑し、涼し、寒し、ぬるし等、平安時代の物語に表れる寒暖語。環境でありながら人物の心情や置かれた状況を反映し、物語展開の鍵ともなっている。寒暖語を活用した高等学校での授業実践も収録。


著者 山際咲清香 著
カテゴリー 新典社研究叢書 373
判型 A5上製カバー
ISBN 978-4-7879-4373-6
商品コード: 978-4-7879-4373-6 カテゴリー:

説明

目次

    凡 例

  序 研究の目的と方法

第一部 『うつほ物語』から『源氏物語』へ―寒暖語の変遷―
  第一章 反転する「ぬるし」の系譜―あて宮思慕と女三の宮密通事件―
  第二章 転成する「暑し」の系譜―人物の対照性―
  第三章 乖離する「涼し」の系譜―日常の超越―
  第四章 展開する「寒し」の系譜―継承と独自性と―

第二部 平安の物語文学における寒暖語と〈風〉の諸相
  第一章 『源氏物語』若菜上・下巻の〈風〉と寒暖語―女三の宮降嫁と密通事件―
  第二章 『狭衣物語』の寒暖語と〈風〉―狭衣と女君との関わりを中心に―
  第三章 『浜松中納言物語』の〈風〉と寒暖語―「月」との関わりから―
  第四章 『夜の寝覚』の寒暖語と〈風〉―女君の「暑気」を軸として―
  第五章 『とりかへばや』の寒暖語と〈風〉―先行作品からのメタモルフォーゼ―

第三部 『源氏物語』の寒暖語と言葉に着目した高等学校の授業実践
  第一章 語脈を通じて面白く読む―若菜上・下巻「ぬるし」から見えるもの―
  第二章 複数巻の寒暖語を味わう―桐壺巻「肌寒し」「涼し」と若紫・賢木・若菜上巻「冷やかなり」に着目して―
  第三章 移りゆく心情語―桐壺巻「わりなし」と葵巻「うし」を中心に―
  第四章 味読の指標としての語脈―夕顔巻「あやし」の効果を探る―

  授業実践のワークシート
  『源氏物語』教科書所収一覧
  結 び

    初出一覧
    あとがき
    索 引

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