説明
目次
序 章 八百屋お七諸作品概説
第一章 山崎紫紅「お七吉三涙橋」論――場面設定と作劇観――
第二章 岡本綺堂「お七」論――観客の視点――
第三章 真山青果「八百屋お七」論 前編――西鶴「匂い」の発見――
第四章 真山青果「八百屋お七」論 後編――近世資料受容の変遷――
第五章 太宰治「哀蚊」「音について」論――仮託と音響効果――
第六章 江戸川乱歩「押絵と旅する男」論――断片受容と嗜好の重層化――
終 章 浸透する八百屋お七
付 録 『天和笑委集』の諸本研究
おわりに