説明
目次
第一部 古事記の歌と譚
第一章 カムヤマトイハレビコと〈久米歌〉―歌謡の主体をめぐって―
第二章 「天神御子」と〈久米歌〉
第三章 ヤマトタケル物語
第四章 『古事記』のオキナガタラシヒメ像―「御祖」を中心に―
第五章 讃美の方法―『古事記』「枯野」の歌謡物語をめぐって
第六章 清寧記ヲケ物語の歌垣をめぐって
第七章 古事記歌謡の〈抒情〉
第八章 『古事記』における助動詞の表記と歌謡
第九章 古事記歌謡における助動詞と時間
第十章 古事記歌謡と万葉歌の類句―記二四歌をめぐって―
第十一章 古事記の歌の構成―仁徳と石之日売の歌をめぐって―
第十二章 木梨之軽太子と軽大郎女の歌謡物語
第十三章 古代歌謡と物語―『古事記』軽太子の歌の場合
第十四章 『古事記』木梨之軽太子の譚
第十五章 古事記の歌の方法―短歌形態の二首組歌と譚―
第十六章 古事記の歌と中国詩文―鯨(くぢら)・隼(はやぶさ)・花蓮(はなばちす)
第十七章 『古事記』上巻トヨタマビメの歌
第二部 万葉集論
第一章 柿本人麻呂歌集歌の〈見立て〉―『万葉集』三一二九番歌をめぐって(一)―
第二章 柿本人麻呂歌集歌の桜花―『万葉集』三一二九番歌をめぐって(二)―
第三章 悲嘆の形象―『万葉集』における死別を嘆く歌
第四章 振り仰ぐ人麻呂
附録一 聖徳太子の生涯
附録二 「古事記」上巻のテクスト分析
解 題(鉄野 昌弘)
あとがき(石田 順朗)