平安朝の物語と和歌

¥14,080

物語と和歌をともに見ることでひらかれる平安朝文学の世界。源氏物語をはじめ、伊勢・大和・狭衣・夜の寝覚・栄花の物語を探求し、兼盛集・百人一首・職人盡歌合にも及ぶ珠玉の論文を21本集成。


著者 吉海直人 編
カテゴリー 新典社研究叢書 364
判型 A5上製カバー
ISBN 978-4-7879-4364-4
商品コード: 978-4-7879-4364-4 カテゴリー:

説明

目次

    はじめに(吉海 直人)

第一部 源氏物語以前
 「文学史」と源氏物語―方法の模索と今後への期待―(原 豊二)
 「人の子」とはなにか―『伊勢物語』八十四段の中の仏教―(咲本 英恵)
 『大和物語』における敦慶親王関連章段について(勝亦 志織)

第二部 源氏物語
 『源氏物語』夕顔巻の時空―狐と西と「なにがしの院」―(飯塚 ひろみ)
 『源氏物語』夕顔の記憶と「形見」の右近(外山 敦子)
 朱雀院行幸試楽後の光源氏と藤壺の贈答歌―「公」の手紙としての機能(岡田 ひろみ)
 『源氏物語』薄雲巻「かひなし」考―「入日さす」歌の発想の検討―(櫛井 亜依)
 『源氏物語』初音巻「初出語」考(吉海 直人)
 手習・絵・物語―浮舟の〈和歌〉―(亀田 夕佳)
 問う『源氏物語』―薫と浮舟を中心に―(安藤 徹)
 鳥は鳴いたか、鳴かなかったか―源氏物語「鶏鳴」表現における異文の相克―(須藤 圭)
 女郎花 源氏物語の女性たちの比喩(井野 葉子)

第三部 源氏物語以後
 源氏物語石山寺起筆伝説と〈紫式部の硯〉―〈紫式部の硯〉の誕生と視覚化―(池田 大輔)
 『狭衣物語』「形代」物語始発の「冬」―『源氏物語』「夕霧」引用を中心に―(野村 倫子)
 過剰な〈親〉〈子〉―『夜の寝覚』のもう一つの世界―(乾 澄子)
 『栄花物語』創造された〈歴史〉―村上朝の立太子争いと元方の怨霊―(高橋 麻織)
 大内氏旧臣大庭賢兼の文事―毛利氏登用の契機をめぐって―(西本 寮子)

第四部 和歌
 「藤式部」亡き桃花の宴―西本願寺本兼盛集附載逸名歌集注解攷(上原 作和)
 百人一首の歌仙絵の総合調査をめざして(吉海 直人)
 『百人一首』のハンガリー語訳注への道(カーロイ・オルショヤ)
 住吉如慶本「職人盡歌合」第六巻の出現(髙橋 亨)

    あとがき
    執筆者紹介

Amazonでご購入(各種決済対応)

  • WEBサイトの書籍情報の頁から「Amazonで購入」をクリックまたはタップし、リンク先でご購入ください。
  • Amazon.co.jpに在庫がない書籍も、版元ならびに倉庫には在庫がある可能性がございます。品切表示の折はお問い合わせください。
  • Amazonマーケットプレイスにおける、「株式会社 新典社」からの出品は弊社からの直送です。
  • 領収書等各種書類については、Amazon.co.jp上でお手続きください。弊社から書類を発行することはできません。

PayPalでご購入(クレジット決済のみ)

  • WEBサイトの書籍情報の頁から、弊社に直接、書籍をご注文をいただくことができます。
  • 発送は日本国内のみ、送料は全国一律で650円(税抜)です。
  • ご注文後、弊社より在庫状況および発送予定日をご連絡申し上げます。
  • 品切、あるいは倉庫からの取り寄せとなる可能性がございます。
  • お客様都合によるキャンセルの受け付けは、発送予定日前日までとなります。
  • 品切の際は、PayPal決済を未承認とし、ご注文をキャンセルさせていただきますのでご了承ください。
  • 一部品切の際は改めてご連絡を申し上げます。
  • 発送は、佐川急便です。発送完了後に問い合わせ番号を添えてご連絡申し上げます。
  • お問い合わせはできるだけ、メールにてお願い申し上げます。

その他支払方法をご希望の方

  • 「メールでのお問い合わせはこちら」からお問い合わせください。