説明
目次
まえがき
第1章 草木言問う世界―序文にかえて―
第2章 泣くことの歴史
第3章 太郎冠者と狂言の笑い
第4章 鬼と風説―『徒然草』第五三段―
第5章 天狗の首魁―崇徳院と西行―
第6章 〈みる〉ための装置―能『葵上』の舞台構造―
第7章 物語の光と闇―『源氏物語』管見―
第8章 悲しい道化―清少納言―
第9章 戦場の父―『平家物語』の熊谷直実―
付: 冥婚譚―琴弾山の話―
第10章 信義と友愛―上田秋成作「菊花の約」―
第11章 止められぬは我が心―近松門左衛門作『冥途の飛脚』―
第12章 子別れの物語―悲劇の中の子供たち―
第13章 狐妖譚
第14章 首の話
第15章 月と幻想
第16章 影と分身
第17章 視覚と近代文学―跋文にかえて―
あとがき