源氏物語 女性たちの愛と哀

¥2,860

光源氏の華やかな恋愛遍歴と人間模様が描かれた源氏物語。光源氏と女性たちが互いに絡み合いながら織りなす「愛」と「哀」の物語を、源氏が愛した女性たちの視点から雅びな図版と共に丹念に紐解く。


著者 原槇子 著
カテゴリー 新典社選書 124
判型 B6並製
ISBN 978-4-7879-6874-6
商品コード: 978-4-7879-6874-6 カテゴリー:

説明

目次

  はじめに

第一章 光源氏を産んだ女性(ひと)・桐壺更衣

第二章 光源氏に影響を与えた女性論 「帚木」巻「雨夜の品定め」から
1 頭中将の女性論
2 左馬頭の弁――中流の女
3 左馬頭の弁――理想の妻
4 左馬頭の体験談
 (1)嫉妬深い女
 (2)浮気な女
5 頭中将の体験談――控え目な女
6 式部丞の体験談――博士の娘
7 左馬頭による女性論のまとめ

第三章 光源氏が愛した女たち
1 葵の上――初めての妻
2 空蝉――源氏をふった人妻
3 軒端荻――身代わりにされた女
4 六条御息所――源氏を愛しすぎた女
  (1)斎王について
  (2)源氏物語に登場する斎王
5 鬚黒大将のもとの北の方――紫の上の異母姉の不幸
6 夕顔――はかなく命絶えた、控え目な女
7 藤壺・輝く日の宮――永遠の恋人
8 朧月夜の君(有明の女君・朧月夜尚侍)――春の宵に出会った人
9 秋好中宮(斎宮女御)――源氏の養女
  (1)前坊の姫君の卜定から退下、そして入内まで
  (2)秋好中宮(斎宮女御)の人物造型
  (3)斎宮女御から秋好中宮へ
10 紫の上――源氏が最も愛した女性(ひと)
11 玉鬘――放浪の姫君
12 明石の君――住吉神の加護を受けた女性(ひと)
13 女三の宮――源氏の正妻

  おわりに

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