説明
目次
凡 例
序
第一章 歌から「浮舟物語」を読む
一 「峰の雨雲」歌考―浮舟の死の自覚
二 浮舟巻の歌の機能について
三 浮舟の辞世歌―「風」と「巻数」をキーワードとして
四 浮舟出家時の連作歌―助動詞「つ」と「ぬ」から読む
五 「袖ふれし人」歌考
六 「尼衣」歌考
七 浮舟の「世の中にあらぬところ」考―初出歌にかぐや姫引用の可能性を読む
第二章 作中人物を読む
一 大君の死―「もののかれゆく」考
二 右近は一人か否か―東屋巻と浮舟巻の「右近」の生成
結
論文初出一覧
あとがき
索引