源氏物語 読解と享受資料考

¥20,240

源氏物語はどう読まれてきたか。中世の古注釈からはじまり、里村紹巴が三条西公条の講釈聞書をまとめた紹巴抄を検討し、近世の資料にまで至る。著者架蔵近世梗概本の紹介・翻刻・作中歌索引つき。


著者 妹尾好信 著
カテゴリー 新典社研究叢書
判型 A5上製函
ISBN 978-4-7879-4307-1
商品コード: 9784787943071 カテゴリー:

説明

目次

《序章に代えて》『源氏物語』の先行物語受容―『竹取』『伊勢』『落窪』など―

第一部 読解と享受に関する瞥見
 第一章 桐壺の更衣哀惜と「桐壺の女御」幻想―桐壺の更衣最後の言葉の解釈から中世王朝物語に登場する「桐壺の女御」に及ぶ―
 第二章 人の親の心は闇か―『源氏物語』最多引歌考―
 第三章 玉鬘論―玉鬘物語の構想と展開―
 第四章 『雲隠六帖』は『源氏物語』の何を補うか

第二部 『源氏物語抄』(『紹巴抄』)の古活字本・整版本と増注本をめぐって
 第一章 広島大学蔵刊本『源氏物語抄』(『紹巴抄』)とその書き入れについて
 《翻刻》広島大学蔵刊本『源氏物語抄』(『紹巴抄』)第一冊欄外・行間書き入れ注(付・考察)
 第二章 『源氏物語抄』(『紹巴抄』)の古活字本と整版本
 第三章 『源氏物語抄』(『紹巴抄』)の古活字本から整版本へ―項目異同から見た改訂の様相―
 第四章 講釈聞き書きから注釈書へ―『源氏物語抄』(『紹巴抄』)の写本、古活字本、そして整版本―
 第五章 宮城県図書館蔵猪苗代兼如増注『源氏物語抄』(『紹巴抄』)について

第三部 近世期享受資料の成立と伝本
 第一章 『源氏栄鑑抄』の基礎的研究
 第二章 『源氏外伝』諸本考・序説
 第三章 堀内昌郷『葵の二葉』の成立過程管見
 第四章 架蔵『小源氏』考―梗概書と「源氏物語歌集」とのあわい―
 《付説》梗概書(中世における)
 《資料翻刻》架蔵『小源氏』(乾・坤)

 初出一覧
 あとがき
 《付録》架蔵『小源氏』作中和歌索引ならびに現代主要注釈書和歌所在一覧(加藤伸江編)
 索  引

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