源氏物語と「うた」の文脈―連想と変容―

¥10,780

和歌を背景とすることばによって物語はいかに彩られるのか。網目状に絡みあう歌ことばの連想性に着目すると、源氏物語に流れる複層的な文脈がみえてくる。後世作品にも繋がる歌ことばの豊潤な世界。


著者 平田彩奈惠 著
カテゴリー 新典社研究叢書 377
判型 A5上製カバー
ISBN 978-4-7879-4377-4
商品コード: 978-4-7879-4377-4 カテゴリー:

説明

目次

  凡 例

 序 章 本書の目的と構成

第一部 『源氏物語』における歌ことば表現
 第一章 『蜻蛉日記』下巻の歌ことば表現―和歌の知識共有に基づく技巧として―
 第二章 朱雀院と「この道」―引用の型を考える―
 第三章 末摘花巻における「色こきはなと見しかども」―歌を「もどく」使い方―
 第四章 『源氏物語』の「垣」と「なでしこ」―「母」と「子」の文脈―
 第五章 常夏巻における近江の君の文と「垣」―「母」「子」そして「父」―
 第六章 花散里巻の「垣」と光源氏―「垣根を越える貴公子」からの転換点―
 第七章 幻巻の「植ゑし人なき春」―山吹と「不在」の女君たち―
 第八章 「雲居の雁もわがごとや」考―「出典未詳歌」の捉え方の一例として―

第二部 後世における『源氏物語』受容―歌ことば表現の改変を中心に―
 第一章 『狭衣物語』における「見えぬ山路」―『源氏物語』における「山路」とのかかわり―
 第二章 梅翁源氏における引歌―『雛鶴源氏物語』を中心に―
 第三章 田辺聖子『新源氏物語』における「闇」―「恋の闇」としての利用―
 第四章 宝塚歌劇『源氏物語千年紀頌 夢の浮橋』にみる『源氏物語』受容―古典と現代文化を繋ぐものとしての「うた」の利用―

 終 章 本書のまとめと今後の展望

  引用文献等一覧
  あとがき
  初出一覧
  索  引

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