説明
目次
凡 例
緒 言
第一章 兼家からの求婚場面、「序段」(1 2番歌)
第一節 上巻前半部の「序段」としての兼家からの求婚場面
第一節 補
第二節 兼家からの求婚歌到来の場面―上巻前半部の「序段」としての役割・追考―
第三節 上巻の兼家からの求婚と『うつほ物語』あて宮求婚譚―付・『蜻蛉日記』下巻の遠度からの求婚―
第二章 「返し、いと古めきたり」考(19 20番歌)―道綱母と兼家の贈答歌の問題を中心に―
第三章 兼家の嘘の言い訳を求める道綱母の歌語り享受―道綱母対町の小路の女と恵子女王対好古女―
第四章 桃の節供の翌日の贈答歌の場面(29~31番歌)
第一節 桃の節供の折を逸した贈答歌
第二節 桃の節供の日とその翌日の場面
第五章 道綱母と時姫の二組の贈答歌(34 35番歌、41 42番歌)―町の小路の女の存在と関わって―
第六章 離婚状態になった時の道綱母の歌(40番歌)―「矢といふにこそ」詠をめぐって―
第七章 離婚状態を脱した時の贈答歌(43~45番歌)―浜千鳥の贈答歌をめぐる考察―
第八章 46~48番の贈答歌の場面を中心とした考察―道綱母にとっての和歌、兼家との贈答歌―
第九章 49~52番の二組の贈答歌の場面を中心とした考察―道綱母にとっての和歌から実際面を探る―
第十章 「さ夜ふけてかくやしぐれのふりは出づ」兼家に対する道綱母―57番歌の場面―
第十一章 「若き御心(心地)に」考―上巻の侍女の言動―
第十二章 道綱母と兼家の長歌贈答をめぐる考察(58~64番歌)
結 言
あとがき