近世前期仏書の研究

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浄土真宗僧侶浅井了意の仏書から真宗らしさが排除された理由とは。宗門を越えてハイブリッド化した仏典注釈等を、商業出版黎明期の書肆の動向をふまえながら繙く事で拓かれる近世仏書研究の新境地。


著者 木村迪子 著
カテゴリー 新典社研究叢書 365
判型 A5上製函
ISBN 978-4-7879-4365-1
商品コード: 978-4-7879-4365-1 カテゴリー:

説明

目次

  序 論 近世文学と近世仏書

第一部 浅井了意と仏教
 第一章 浅井了意『密厳上人行状記』―典拠・出版・執筆意図―
 第二章 浅井了意『観無量寿経鼓吹』について
 第三章 浅井了意仏書考―『無量寿経鼓吹』を発端として―
 第四章 仏書から読み解く浅井了意の仮名草子―『安倍晴明物語』・『法花経利益物語』・『葛城物語』―
   第一節 『安倍晴明物語』構成の手法
   第二節 『法花経利益物語』巻第一ノ六小考
   第三節 『葛城物語』典拠少考―浄土宗系直談類との関係から―
 第五章 『戒殺物語・放生物語』と明代浄土教思想

第二部 仏書出版の近世―一七世紀を中心に―
 第一章 近世前期における『孝養集』の伝播とその背景
 第二章 近世前期における地方在住僧侶の出版活動―肥前国稲佐山宝寿院住侶普寧を例として―
 第三章 川勝五郎右衛門の出版活動
 第四章 勧化本作家玄貞と一七世紀末上方出版

第三部 近世仏書の展開
 第一章 近世前期の仏典注釈
 第二章 和刻本仏書に見る漢籍受容―『大明仁孝皇后勧善書』の展開とその翻訳に注目して―
 第三章 『拾穂書』ならびに著者羊歩について
 第四章 源信母の諫言の和歌に見る近世前期におけるハナシの発現
 第五章 勧化本に見る近世仏書の特質―「倩女離魂」を例として―

  あとがき
  索  引

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