説明
目次
「近江天皇を思ふ歌」存疑―特にその〈虚無感〉の表出についての疑い―(土佐秀里)
奪回された〈定子の記憶〉―『枕草子』「五節」と「琵琶」のエピソード(津島知明)
離婚状態の時の道綱母の歌―「矢といふにこそ」詠を巡って―(堤和博)
女房の裳着―『落窪物語』あこぎを中心に―(諸井彩子)
『和泉式部日記』における二つの〈山の端の月〉―和泉式部歌引用の可能性から贈答歌の新解釈へ―(松島毅)
紫野斎院の内院と有栖川の位置関係―『狭衣物語』と離宮院遺跡から―(太田美知子)
谷崎源氏の挿画研究―場面・人物の特定と源氏絵との比較を通じて―(本宮洋幸)
内閣文庫蔵三冊本『紫明抄』の独自性(カラーヌワット・タリン)
大蔵虎明『語間之抄』典拠小考―狂言師の学問と近世初期神道学史の一隅をめぐって―(野上潤一)
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