説明
目次
凡 例
はじめに
Ⅰ 物語と和歌
一 和歌の解釈―『伊勢物語』十四段その他―
二 引歌攷1―物語のことばの成立―
三 引歌攷2―引歌論をめぐって―
四 幻巻の哀傷と述懐
五 「橋」の記憶と成語「夢の浮橋」
六 『夜の寝覚』の歌ことば
七 『とはずがたり』と『伊勢物語』―歌物語の〈影響〉覚書―
Ⅱ 物語に於ける見ること・聞くこと
一 物語の主人公
二 物語に於ける「声」の問題―『源氏物語』の場合―
三 『狭衣物語』の「声」―和歌を中心に―
四 「聞く」ことの機能―『夜の寝覚』の「声」―
Ⅲ 品々の狭間の物語
一 明石君をめぐる用語について
二 「なかなか」に関する異同と明石君―付・「かへりて」―
三 大堰山荘の強飯
四 『源氏物語』に於ける「うるはし」と梗概書―『源氏物語』読書史のための覚書―
五 『源氏物語』の法華八講
Ⅳ 『源氏物語』の飾りと隔て
一 『源氏物語』の飾りと隔て
二 『源氏物語』の中の屏風をめぐって―語られなかったものの意味―
三 水辺の追憶―『源氏物語』の庭園―
四 『源氏物語』のガラス―宿木巻の藤花宴を手がかりに―
五 平安文学に於ける瑠璃の二面性
六 算賀・法会の中の茶文化と『源氏物語』―書かれざる唐物―
あとがき
索 引