説明
目次
序論 漂流民小説の概要
第一 泉鏡花「印度更紗」論
第二 井伏鱒二「オロシヤ船」論
第三 菊池寛『黒船来』の問題
第四 井伏鱒二『ジョン万次郎漂流記』論―「中浜万次郎」との対比を視点として―
第五 織田作之助『異郷』論
第六 小沼丹の漂流民小説
第七 久生十蘭「重吉漂流紀聞」論
第八 久生十蘭「藤九郎の島」論
第九 西川満「ちょぷらん島漂流記」論
第十 井上靖「漂流」の問題
第十一 井伏鱒二「漂民宇三郎」論
第十二 大黒屋光太夫の処遇―井上靖「おろしや国酔夢譚」の「半幽囚」記述をめぐって―
第十三 新田次郎「巴旦島漂流記」論
第十四 吉村昭「漂流」論
第十五 三浦綾子「海嶺」論
第十六 吉村昭『花渡る海』論
第十七 吉村昭「アメリカ彦蔵」論
第十八 吉村昭「大黒屋光太夫」論
後 記